技術紹介

互いに新技術や設計コンセプトをスピーディーにかたちにできる最良の環境のなかで自ら市場をリサーチし、
お客様の期待を超える企画的な新製品を次々と世界中に送り出しています。

  • 超薄型吸収体

    高性能・お財布にやさしい吸収体加工

    不織布と高吸水性高分子(SAP)のみで構成されるSAPシートを重ねたDouble Stream™ やSAPシートと薄いフラッフを重ねたHybrid Core™ はインラインで加工できるためSAP量の調整やSAPシートとフラッフの組み合わせ方により吸収体のバリエーションが増えます。超薄型吸収体でも水分を素早く拡散し、吸収体全体で無駄なく吸水します。

  • SAPフェージング

    水分吸収体の構成をオプティマイズ

    一般的な吸収体の上にSAPを追加散布することで用途に応じた素早い吸収性を実現。日本市場では性別や月齢に応じた紙おむつが存在し、色や外装の変化に加え、身体の大きさや吸水ポイントに応じてSAPの散布量や散布位置を変えています。

  • フィルムラミネート

    柔らかくて下着のような風合いに加工

    不織布に伸縮フィルムのラミネート加工と伸縮加工を施すことで、下着に近い風合いと通気性を備えた伸縮材になります。ソフトな伸縮で脱着がしやすく、体へのフィット性とより下着に近い履き心地が要求される大人用の紙おむつに使用されています。

  • ストレッチ不織布

    伸縮材の薄さと通気性が抜群

    一枚の不織布をインラインでよりソフトに伸縮させる加工を施すことで、薄いストレッチ不織布になります。非常にしなやかで、通気性に優れた伸縮材となります。

  • グルーフリーエラスチック

    接着剤不使用で、デリケートな肌を守る

    糸ゴムの接着にホットメルトを使用しないことで、省資材で肌にも優しいソフトな伸縮材となります。通気性もよく、紙おむつの分野では浸透しつつある加工技術となっています。

  • グルーフリーサイドシール

    省エネで安価な、高速接着技術

    超音波接着技術によって、300m/分以上の高速接着を実現。ヒートシールでの接着に比べホットメルトの材料や消費電力の削減となります。接着の強度は十分ありながら、おむつを脱がせる場合などには簡単にシール部を破ることができます。
    また、シール部を柔らかく仕上げることができるため、紙おむつに限らず、肌に触れる他の衛生用品でも活用されています。

  • トップシート3Dエンボス加工

    凹凸プレスでクッション性が向上

    速度300m/分の凹凸プレスにより、トップシートのクッション性を上げることができる加工方法です。クッション性に加えて表面の凹凸により肌に触れる面積が少なくなり、さらっとした使用感が続きます。女性用ナプキンや子供用紙おむつによく使われ、柔らか素材のニーズが高いアジア市場でよく採用される技術の一つです。 ※トップシートの不織布は、1枚でも2枚重ねでも加工できます。

  • サーボリピッチ

    製品サイズのチェンジ工程を効率化

    製品製造の要となるターンリピッチ工程を改良。ユニット軸の操作制御を電子化することで、サイズチェンジにおける製造機停止時間を短縮。精密機器のサイズチェンジ作業をすばやく、安全に、安定して行えるようになりました。また、製品サイズに限らず、さまざまな形状に対応可能です。